「おせんべいあるから取りにこない?」
友人から電話があり、おせんべい好きな私にとっては願ったり叶ったりです。
おせんべいはあればあるだけ、食べてしまう程大好きなのです。
友人もせんべい好きですので、気が変わらない内(食べ尽くす前)に、
貰いにいかないと大変です。
友人宅に到着すると友人がニヤニヤしながら「待ってたよ」と言いました。
友人は変わっていますが、今日は特に変わっています。
玄関口でおせんべいを貰い、自宅でお茶を入れてポリポリ行こうとしたら、
「まぁ上がりなよ」と言われ、目的のおせんべいを貰っていない私としては
従うしか無ありません。
あ、私は別に友人が嫌いなわけではありません。
純粋におせんべいを早く食べたかったのです。
私の思考の中では、
自宅に上がる→お茶が出る→お茶受けにおせんべい→イッパイ食べて帰宅。
と、身勝手な行動パターンを作りあげてソファーに座りました。
友人は終始ニヤニヤしながら、お茶とお茶請けにおせんべいを持ってきてくれました。
ここまでは、私の予定通りです。
おせんべいは、俗に言う「壊れせん」と呼ばれている欠けているおせんべいでした。
草加せんべいが壊れているので、ほぼ一口サイズのおせんべいですから食べやすいんですよね。
お茶請けに出してもらったおせんべいはとても美味しくて満足。
これで、お持ち帰りのミッションが完了できたら、大満足です。
ひとしきり友人とおしゃべりをして、帰り際に友人が持って行ってと私に渡した物は、
なんと、一斗缶です。
私は、てっきりお徳用の袋に入ったものを頂けると思っていたのでビックリしました。
一斗缶の蓋を開けたら、おせんべいがパンパンに入っているじゃありませんか!
これは、せんべい好きの宝箱です。
こんな、お宝を友人が私になぜくれるのかと尋ねると、なんと、一斗缶せんべいを3つも頂いたとのこと。
ちゃっかりしている友人は、私に気を利かせてくれて3つ頂いたそうです。
友人の私に対する気心を改めて実感し感謝しながら、一斗缶せんべいをしっかりと持って帰路に着きました。
あ、「車で送ってけ」と言いかけましたが、本日はお宝を頂きましたので足取りも軽かったです。